概要
Unityのリアルタイムテスト¶
Unityのリアルタイムテスト(以下、RTT4Uと呼ぶ)は、UnityエディタのプレイモードでHive SDKを使用して実装された機能をテストおよびデバッグするためのツールです。現在、RTT4Uはベータ版で利用可能です。
開発の背景¶
以前は、Hive SDKの機能をテストするために、開発者はUnityで開発しているにもかかわらず、アプリを構築するためにAndroidネイティブ環境に戻る必要がありました。ビルドプロセス自体には時間がかかり、コードの実装が変更されるたびにアプリを再構築する必要があり、デバッグプロセスは非常に面倒でした。
しかし、RTT4Uを使用すると、コードを修正するたびにAndroid環境でビルドする必要はありません。RTT4Uは、Hive SDKの機能を迅速にテストし、Unityエディター内で即座にデバッグすることを可能にします。
Hive SDKはAndroidネイティブライブラリを利用します。しかし、UnityエディタのプレイモードとAndroidデバイス環境は異なるため、UnityエディタのプレイモードでAndroidネイティブライブラリを読み込んで実行することは困難です。
その結果、UnityエディターでAndroidのネイティブライブラリをテストすることは不可能であり、開発者はテストのためにAndroidネイティブデバイス上でアプリをビルドする必要がありました。
開発者は、再構築後にビルド、デバッグ、テストを繰り返すという面倒なプロセスを繰り返さなければなりませんでしたが、RTT4UはUnityエディター内でHive SDKがアプリに正しく適用されているかどうかをテストできるようにすることで、この問題を解決します。
利点¶
RTT4Uの利点は以下の通りです:
- Hive SDKの統合に関する問題を特定し修正してからビルドを行う
- Unityエディター内で約10分以内に設定や内部ビルドの問題を特定する
- Unityエディターで内部ビルドを一度行った後、再ビルドせずに簡単なスクリプトの修正をテストする